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団創立70周年記念のつどい  

  日程 2019年2月11日(日)
  時間 午後12時30分〜4時
  場所 ホテル京阪京橋 かがやきの間 

 関西合唱団は1948年に創立し、うたごえ運動を70年以上続けてきました。これを記念して70周年の記念事業を計画し、準備してきました。諸般の事情で開催は少し遅れましたが、今回、「団創立70周年記念のつどい」を団員や団OB、また関係者など多くの方の参加をいただき、盛大に行うことが出来ました。また、これに合わせて記念誌「関西合唱団の70年 開拓者の軌跡」(全64ページA4版縦)と「別冊 関西合唱団の70年 資料集」(全54ページA4版横)も発行紙、参加された方に配ることが出来ました。
 今後とも関西合唱団へのご支援よろしくお願い致します。

   
団員は朝から集いの準備におおわらわ。いつも研究生の発表会で看板作りをしているメンバーが今回の看板も担当しました。  お客さんがいない会場の様子です。
   
開演前の様子です。
関西合唱団の演奏のリハーサル。他に出演される方々が順番にリハーサルを終えました。
指揮は現在の常任指揮者である山本恵造さん。舞台に乗れないので会場の後ろで指揮をします。
   
 ピアノは門万沙子さんです。このピアノをここに運んでくるのに大騒動しました。  受付を担当してくれた団員の皆さん。
   
かがやきの間の前にこのような案内をホテル側で用意してくれました。   「団創立70周年記念のつどい」が開幕しました。最初は若駒の皆さんによる備中神楽。もともとは関西合唱団の民芸部がスタートでした。
   
 会場の様子です。  最初のご挨拶は団OBを代表して中西昭治さんのお話です。5代目団長で記念合唱団でもお世話になっています。
   
団を代表して現在の団長 山本則幸のご挨拶です。  長らく常任指揮者を務められた守屋博之さんの挨拶です。
   
 乾杯の音頭は指揮者の山本恵造さんです。  各テーブルの様子です。乾杯の後はしばし歓談の時間。この間に70周年記念映像をプロジェクターに流しました。古い写真に皆さんからどよめきが、歓声が上がります。
   
   
   
   
   
   
   
立食パーティ形式なので、みなさん食事を取りにテーブルを離れるため空席が写真には映ってしまいました。 続いて祝賀演奏が続きます。長らく団員として活躍され、現在は団のヴォイストレーナーの一人である山田克子さんのお話とソプラノ独唱。ピアノは門万沙子さんです。
   
長らく団の副指揮者として、また研究生の講師として活躍された本並美徳さんのお話です。 長らく団員として、またヴォイストレーナーや研究生の講師として活躍された柏原信江さんのお話です。
   
1978年から18年にわたり団長を務め、研究生の講師や大阪のうたごえ協議会、日本のうたごえ協議会で活躍された西恒人さんのお話です。  40年にわたり団をピアノで支えてくれた門万沙子さんのお話です。
   
 門万沙子さんのピアノ演奏です。 団の現在のヴォイストレーナーの一人、上島幸恵さんのお話とソプラノ独唱。ピアノは石田瑞枝さんです。
   
フリーダムの皆さんも岡山から駆けつけてくれました。  続いてうたう会。定番となっている会場内の人から司会者がリクエストを取ります。
   
うたう会の伴奏は、ピアノは石田瑞枝さん、アコーディオンは山本恵造さんです。学生時代はアコ-ディオニスとだったそうです。  70周年のために集めた貴重な資料を会場内に展示してあります。左端は守屋博之さん、右端は前の団長の吉岡勝さんです。
   
うたう会でおなじみのダンスメドレー。「青春」を歌って踊ります。事前リハーサルなどしていません。いつもこの曲がかかると舞台に上がってくる人たちです。気持ちは青春!!  つどいも終盤、関西合唱団の演奏です。
   
指揮は山本恵造、ピアノは門万沙子さんです。  最後に恒例のうたう会。指揮は守屋博之さんです。
   
定期演奏会の最後でおなじみの「みんなのうた」でしめくくります。 この歌の作曲者である原田義男さんがギターで参加しました。 
   
   
参加者全員に配られた70周年記念誌「 関西合唱団の70年 開拓者の軌跡」です。(全64ページA4版縦)
事業部で1,0000円にておわけしています。ご入り用の方はご連絡ください。
同じく配られた追加の資料集です。
70年史年表、定期演奏会プログラム、日本のうたごえ祭典プログラム(1984年、1998年、2013年)を掲載。(全54ページA4版横)

70周年記念誌「 関西合唱団の70年 開拓者の軌跡」より

  関西合唱団創立70年にあたり、日本のうたごえ運動と関西合唱団、そして団員の営みの歴史を残したい、伝えたいという想いで『関西合唱団の70年』を作成しました。
 その時々の社会の動きの中で生まれる課題にどう対応したか、うたごえ運動の中での合唱団の位置づけと果たした役割を記録しようとしました。歴史はつながっています。それが複雑な課題に対して「解」を模索する現在および将来の団員にとって意味を持つのではないかと考えています。
 資料を読み、聞き収りを行う中で感じたことは、関西合唱団の活動が多くの方々にとって青春そのものであり、人生であったということです。そうした営みの積み重ねの上に現在の合唱団があるということを感慨深く受け止めています。関西合唱団は、日本のうたごえ運動の中で、とりわけ音楽創造面で新しい方向に運動を切り拓いてきました。また、何もないところから職場や地域で歌唱指導をし、うたごえの魅力を伝え、サークルを作ってきました。そんな多くの人たちの努力と営みを『開拓者たちの軌跡』というタイトルに込めました。
 これまでの団史については、年表は作成されていましたが、通史は、『関西合唱団25年のあゆみ』しか残っていませんでした。膨大な資料を読み込み、一方で失われた資料については聞き取りなどを通じ記憶で埋めていく作業となりました。もちろん、まだ不詳なことも数多く残されており、誤りもあるかもしれません。これを機会にご教示いただければ幸いです。
 なお、本文はすべて敬称を省略しました。
 作成にあたって、聞き取りをお願いした岡原進、三條場康則、宝木實、中西昭治、守屋博之、柏原信江、本並美徳、宮田浩、桜田舟完、竹中玲子、山下政雄、西恒人、藤田一子の皆さま、資料や写真、映像、音源を収集、整理してくださった小橋省治、溝口隆徳、吉岡勝の皆さまには心より感謝申し上げます。
 取材やテープ起こし、入力作業を引き受けてくれた団員の佐々木千賀子、佐藤恵美子、前田幸子の協力で作成することができました。
 そして、ご多忙な中、ご寄稿くださった上田假奈代さんに心よりお礼申し上げます。

【関西合唱団団長 山本則幸】