創立75周年記念
第87回定期演奏会の紹介

みんな、しんどいことあるものよ
言えないこと、しんどいこと、わかったうえで、顔あげて。
呼んでいるよ、聞こえてくるよ
伝わってくるよ、生きてるかぎり

 沢山のご来場、ありがとうございました。

演奏日時 2024年10日(土)午後5時半開演 開場は4時半  10日(日)午後2時開演 開場は1時
演奏会場 住友生命いずみホール
指   揮 山本恵造/宮崎教江(守屋博之(名誉指揮者)体調不良のため)
ピ ア ノ 門万沙子/石田瑞枝/山下和子
器楽伴奏 藤岡靖博(ベース)/小川悟史(ドラムス)/岩城勇作(ケーナ)/白井真澄(スレイベル)
出   演 関西合唱団関西合唱団/関西合唱団青年部Peace&Amuse/関西合唱団とともに歌う合唱団/ともに歌う青年/レガーテ/関西合唱団60周年記念合唱団
スタッフ 黒川 淳子(司会)/森昭夫(舞台監督)/野上 貴子・平野 雅世・八木 寿子(ヴォイストレーナー
チケット A席 3,000円、B席 2,500円 全席前売り指定
高校生以下、障害者と介護者(1名)の方は全席500円引きです。

演 奏 曲  第1部 混声合唱のためのメドレー<新大陸縦断紀行> (信長貴富 編曲)

 コンドルは飛んで行く      (Daniel Alomia Robles 曲 八木 倫明 日本語詞)
 コーヒー・ルンバ         (Jose Manzo Perroni 詞・曲 中沢 清二 日本語詞)
 ラ・クカラーチャ          (メキシコ民謡 佐木 敏 日本語詞)
 ブラジルの水彩画        (Ary Barroso 詞・曲 栗原 寛 日本語詞)
 時には母のない子のように   (黒人霊歌 栗原 寛 日本語詞)
 アメイジング・グレイス     (John Newton 詞 作曲者不詳 岩谷 時子 日本語詞)

   【関西合唱団/関西合唱団とともに歌う合唱団/山本恵造(指揮)/門万沙子(ピアノ)
    /小川悟史(ドラムス) /藤岡靖博(ベース)/岩城勇作(ケーナ)】
       ねがい              (広島市立大洲中学校3年生有志 詞 山ノ木竹志 編詞 安広真理 曲)
私がヒロイン ミュージカルメドレーより
 「オペラ座の怪人」より Think of me   (C.ハート 詞 A.L.ウェーバー 曲 浅利 慶太 訳詞)
 「アナと雪の女王」より Let it go     (K.Lロペス R.ロペス 詞・曲 高橋 知伽江 訳詞)
 「マンマ・ミーア」より Dancing Queen   (B.アンダーソン S.アンダーソン B.ウルヴァース 詞・曲)

    【レガーテ/山本恵造(指揮)/山下和子(ピアノ)/小川悟史(ドラムス) /藤岡靖博(ベース)】
組曲「砂川」より        ( 坂本万里 詩 芥川也寸志 曲)
 Ⅰ 風に
 Ⅱ 土に
 Ⅳ 火に

   【関西合唱団60周年記念合唱団/宮崎教江(指揮)/門万沙子(ピアノ)】
<戦争と愛をうたう>-混声合唱とピアノのための-
                  (新実徳英 作曲 委嘱初演)
 あの人は彼方         (栗原寛 詩)
 戦争の4年目         (ヘルマン・ヘッセ 詩)
 帰還              (竹内浩三 詩)

   【関西合唱団/関西合唱団とともに歌う合唱団/山本恵造(指揮)/門万沙子(ピアノ)】



     第2部 合唱組曲「クウネルワラウ死ぬまで生きる」(上田假奈代 詞 委嘱初演)

 1章 天★才スリッパ ― こどもも大人も自分で考えるアトリエのお話           (長森かおる 曲)
 2章 メバランド ― 虹色トランスジェンダーのお話                      (安広真理 曲)
 3章 夢の手前で ― 難民生活を18年つづける女性のお話と難民支援する女性のお話(長森かおる 曲)
 4章 帰り道 ― 障害のあるこどものお母さんたちのお話とこどもの人たちのお話   (安広真理 曲)
 5章 経験と免疫 ― 保健所で働く保健師のお話                       (長森かおる 曲)
 6章 エピローグ ― クウネルワラウ死ぬまで生きる                     (安広真理 曲)

    【関西合唱団/関西合唱団とともに歌う合唱団/関西合唱団青年部Peace&Amuse/
     はびきの園のお母さんたち/大阪府庁うたごえ合唱団/山本恵造(指揮)/石田瑞枝(ピアノ)】


僕のこと            (大森元貴 詞・曲)
今この時代に        (園田鉄美 詞・曲)
HAPPY XMAS        (ジョン・レノン 詞・曲 赤堀文雄 編曲 山口みゆき 日本語詞)

みんなのうた         (原田義雄 詞・曲 青山義久 編曲)

    【関西合唱団/関西合唱団とともに歌う合唱団/関西合唱団青年部Peace&Amuse/
     ともに歌う青年/山本恵造(指揮)/石田瑞枝(ピアノ)/小川悟史(ドラムス)/
     藤岡靖博(ベース)/白井真澄(スレイベル)】


チラシ (表)

チラシ (裏)

チラシ(裏)より
 
<戦争と愛をうたう>-混声合唱とピアノのための―
 あの人は彼方(詞 栗原 寛)
 戦争の四年目(詩 ヘルマン・ヘッセ 訳詞/角田 英一)
 帰還(詩 竹内 浩三)

 昨年の第86回定期演奏会で初演した新実徳英さん作曲の「戦争と愛のバラード」の改定版です。今回新たな詩による2曲、「あの人は彼方」は栗原寛さんによる書下ろしの詞で恋人たちの愛を引き裂いた戦争の不条理を描きます。「帰還」の詩は23歳でフィリピンにおいて戦死した詩人竹内浩三によるものです。そして2曲目の「戦争の4年目」は、ドイツを代表する詩人・作家ヘルマン・ヘッセの詩をもとに曲がつけられました。
 
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合唱組曲「クウネルワラウ死ぬまで生きる」
 1章 天★才スリッパ―こどもも大人も自分で考えるアトリエのお話
 2章 メバランド―虹色トランスジェンダーのお話
 3章 夢の手前で―難民生活を18年つづける女性のお話と難民支援する女性のお話
 4章 帰り道―障害のあるこどものお母さんたちのお話とこどもの人たちのお話
 5章 経験と免疫―保健所で働く保健師のお話
 エピローグ クウネルワラウ死ぬまで生きる
 
 この合唱組曲は、多様な生き方が認められ、誰もが生きやすい社会を願って制作しました。残念ながら日本の社会は、「違い」を抱えた人が自分らしく生きていくには様々な困難があります。そんな中で「生きづらさ」を抱えた人に寄り添える社会、みんなが自分らしく笑い合って生きていける社会を願ってこの曲を作りたいと考えました。歌詞は、詩人の上田假奈代さんがトランスジェンダー(割り当てられた性と性自認が一致しない人)、外国人難民とその支援者、青少年の居場所づくり、障害者とその家族、コロナ禍の保健所職員の方々に聞き取りをして作っていただきました。作曲は長森かおるさんと安広真理さんのお二人で一つの組曲としてつくっていただいたものです。
 
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混声合唱のためのメドレー「新大陸縦断紀行」
 世界各国の国歌や愛唱歌<アンセム>を歌い継いでいこうという「山田和樹アンセム混声合唱プロジェクト」の企画として信長貴富編曲による7つのメドレーの一つです。アメリカ大陸5カ国の6曲のメドレーで各国の歴史や風土が味わえるドラマが楽しめます。

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《レガーテ》は、関西合唱団主婦班をもとに生まれた来年創立50年になる女声合唱団です。被爆詩人峠三吉の詩に外山雄三が曲をつけた「墓標」とミュージカルメドレーから「Think of me」、「Dancing Queen」などを演奏します。

《関西合唱団60周年記念合唱団》は、2007年の関西合唱団創立60周年記念演奏会を契機に誕生しました。日本のうたごえ運動初期に芥川也寸志に委嘱して創られた組曲「砂川」を
演奏します。

《青年と一緒に》のステージでは、Mrs.GREEN APPLE、“うたごえ”およびジョン・レノンの3曲を青年とともに歌います。 

プログラムより

ごあいさつ
 本日は、関西合唱団創立75周年記念第87回定期演奏会にお越しいただき誠にありがとうございます。
 私ども関西合唱団は、1948年9月に創立して以降、日本のうたごえ運動を推進する合唱団として平和の力、生きる力となるうたごえを創造、普及してまいりました。先輩方の努力と府民のみなさまのご支援により歩んでくることができたことを感謝申し上げます。いまうたごえ運動は様々な課題や困難も抱えておりますが、2027年に大阪で4度目の開催となる日本のうたごえ祭典を当面の目標としつつ、若い世代への継承を実現し運動を発展させていく覚悟で取り組んでまいります。
 本日の演奏会では、新実徳英先生に委嘱し昨年初演した「戦争と愛のバラード」の改定版である「戦争と愛をうたう」を全曲初演いたします。いま世界では、ロシアのウクライナ侵攻が長引き、イスラエルによるパレスチナ自治区・ガザへの無差別攻撃が1年になろうとしています。この曲を歌う意味を深くかみしめたいと思っております。
 また、コロナ感染拡大が始まった2020年から企画制作してまいりました合唱組曲「クウネルワラウ死ぬまで生きる」を本日全曲初演いたします。人権後進国といわれ、「違い」に対して不寛容な社会の中で、人間らしく自分らしく生きられる社会をつくるために何が必要なのか、当事者の方々からお話を伺い、考え、音楽を深める中で私たちなりの意思を込めて演奏したいと思います。取材にご協力いただいたみなさま、作詞の上田假奈代さん、作曲の長森かおるさんと安広真理さんに心から感謝申し上げます。
 本日は、レガーテ、守屋博之さん指揮による関西合唱団60周年記念合唱団、キャストやスタッフのみなさんと力をあわせて、楽しく勇気の湧いてくる演奏会となるように精一杯演奏いたします。最後までごゆっくりとお楽しみください。
【関西合唱団団長 山本 則幸】 

メッセージ   関西合唱団の皆さまにとって、この曲は二回目の「初演」となる。一作目の<戦争と愛のバラード>は1)英詩、2)独詩、3)仏詩を私が翻訳して作曲し、2022年に初演。ところが「蓋を開けてみる」と1)と3)は作詞の著作権が生きていて、演奏・楽譜の出版に煩雑な手続きが必要となり世に出すことが不可能という事態に相成ってしまった。私としてはとても気に入った出来の曲なので、詞を改めることにした。1)を栗原寛さんに原曲に沿って作詞していただき、3)は竹内浩三(太平洋戦争でフィリピン戦死)の詩でほぼピタリとはまるものが見つかり、曲に多少手を入れて現行のものとなった。同じタイトルでは混乱を招くので、<戦争と愛をうたう>と変更することにした。というわけで、今回が二回目の「初演」なのである。
 私の作曲史の中で未曾有の出来事である事態を関西合唱団の皆さまが「楽しんで」いただけたらありがたい限りである。詩(詞)と音楽の不思議な、融通無碍と言ってもよい結びつきを知ることになった今回の体験を貴重なものと思う。同じこの場での豊中混声合唱団の演奏(7月6日)と、本日の関西合唱団の演奏を併せて初演と銘打つことにさせていただいた。「不運」な出発が「幸福」な再出発となったことに両団の皆さま方に心よりの謝意を表したい。本日この場で、佳きものへ向かう、私の、私たちの悦びを確認したいと願っています。
【新実 徳英】

クウネルワラウ死ぬまで生きて、この世の空気になる

さしあたって、その時代のその場所(その親のもと)に生まれることに理由があるのかないのか、わからないのですが、生まれてしまいます。理由がわからないことは幸か不幸かもわかりません。
関西合唱団からの作詞の委嘱は15年以上前からで、今回で4作目となります。毎回難題をいただきますが、今回は社会課題をテーマに取り組むということでした。取材して詩をつくるスタイルなので、ひとりで生み出しているのではなく、取材させてくれる方と、その方と関係を紡いできた合唱団のみなさんとの縁が言葉になって表れてきます。わたし自身も20年余大阪・釜ヶ崎の人たちとの出会いと別れを積み重ねたことが詩に滲んでいます。彼らは苦労や勝手を重ねて後悔も諦念も背負いながら死にます。なかに死ぬ間際にこころを開いてくれた人たちがいました。寛容でいて、それをユーモアをもって伝えてくれる率直さがありました。生きる意味はわからないけれど、死ぬことの意味を示してくれました。それが組曲のタイトルに表れています。
声は身体性だと思っています。
言葉が声になり歌になって、人生の関節をなめらかにしてくれるから、もう一歩、踏み出せそうです。
【上田假奈代】

関西合唱団創立75周年おめでとうございます。
 第87回の演奏会に向け合唱組曲として上田假奈代氏の6編の詩に、安広真理さんと交互に作曲すると云う大変チャレンジングな課題をお受けしました。 安広さんとは未だ曲のスケッチ段階で、調性や拍子・チョットしたメロディの雰囲気を互いに伝え合い、後は出たとこ勝負?よろしく其々の感覚で書き進めました。 全曲を拝聴しますのは演奏会当日が初めてと云う、非常にスリリングで楽しみと緊張感が同居する思いでおります。
 私が担当しましたのは冒頭の「天★才スリッパ」、(全てのスリッパに天才と書いてあるなんて何と前向き!)、「夢の手前で」(難民生活に付いて知らなかった事、知る努力を怠ってきたことを私自身省みつつ五線に向かいました。)、「経験と免疫」(保健師のお話)(コロナ禍での辛い体験から「仕事の花は自分で育てるもの」の言葉が心に響きました。)
 取材記録を拝読して、それらの強い想いに共感してどれだけ応えることができたか、皆さんの演奏の力で、より多くの方々に歌詞に込められた深い想いを拡げて頂けたらと心から願っております。
 皆さまに感謝を込めて。
【長森 かおる】

 私たちは、たくさんの枠の中に縛られて生きている。「男」「女」という枠(概念上の)、「健常者」「障がい者」という枠、「学校」という枠、「会社」という枠、「宗教」という枠、「国」という枠‥‥。私たちは、枠にはまらない人を特別視したり、”優劣”という眼をもって見てしまう。そして、枠にはまらない人をそのままにできず、枠の中に入れようと教育したり、「グレーゾーン」や「トランスジェンダー(LGBTQ‥‥)」など、新たな枠を作り出している。そもそも私たちは、枠の中にはめ込まれて心地良いのだろうか?枠の中にいる安心感はあるかもしれないが、それも社会や教育によってそう思わされているだけなのではないだろうか?社会の中で生きていくためには一定の枠は必要だと思う。でも、今の日本の社会は、ひとりの生命そのものよりも、その人がどの枠にはまっているかが重要視されているように思えてならない。本来、枠などない生命‥‥。
【安広 真理】

プログラムノート  混声合唱のためのメドレー「新大陸縦断紀行」(2020) 
 世界各国の国歌や愛唱歌<アンセム>を歌い継いでいこうという「山田和樹アンセム混声合唱プロジェクト」の企画として信長貴富編曲による各地域の愛唱歌を集めた7つのメドレーの一つ。「新大陸縦断紀行」はアメリカ大陸5カ国(順にペルー、ベネズエラ、メキシコ、ブラジル、アメリカ)の6曲のメドレー。ヨーロッパから持ち込まれた音楽とアメリカ大陸の風土に根差した音楽、さらに黒人奴隷のルーツのアフリカの音楽が混ざった多様なスタイルを活かしたアレンジとなっている。

組曲「砂川」より(1956)
 1955年からの東京の砂川町(現立川市)の在日米軍立川基地拡張に反対して労働者や学生の支援のもと町ぐるみでたたかわれ計画中止に追い込んだ砂川闘争をテーマにして、日本のうたごえ実行委員会が芥川也寸志に作曲を依頼し作られた全4曲からなる組曲「砂川」から3曲を演奏。日本のうたごえ運動の記念碑的な作品の一つ。

ねがい(2004)
広島の大洲中学校中学生と広島合唱団の交流から生まれた詞に安広真理が作曲。作曲者は「初めて詞を読んだ時、中学生のくもりのない、まっすぐな目にハッとさせられ、こんなふうに私達の“ねがい”が歌えたらと思い曲を付けた」と述べている。
私がヒロイン!ミュージカルメドレーより
2017年第15回レガーテコンサートで編曲依頼したメドレーの中の3曲でいずれも広く歌われている。「Dancing Queen」は、スゥェーデンのコーラスグループABBAが歌い大ヒットした楽曲。
   
混声合唱とピアノのための「戦争と愛をうたう」(2024)
 昨年の第86回定期演奏会で初演した「戦争と愛のバラード」の改定版(新実徳英作曲)。今回新たな詩による2曲は前作を下敷きに作られている。1曲目「あの人は彼方」は栗原寛による書下ろしの詞によるもの、愛する人を失った喪失感と悲しみ、そしてずっと忘れない強い思いが描かれる。前作にも入っている2曲目の「戦争の4年目」は、ドイツを代表する詩人・作家ヘルマン・ヘッセの詩に曲がつけられ、シューベルトの二つの歌曲が挿入されている。終曲「帰還」は23歳でフィリピンにおいて戦死した詩人竹内浩三による詩で、「聖戦」の名のもとに「散華」し、英霊として顕彰される戦争を逆説的に描いている。自らの死を予言するかのような冷徹な詩に驚きを禁じ得ない。

合唱組曲「クウネルワラウ死ぬまで生きる」(2024)
 「違い」を抱えた人が自分らしく生きていくには様々な困難があるこの国の社会で多様な生き方が認められ、「生きづらさ」を抱えた人に寄り添える社会、みんなが自分らしく笑い合って生きていける社会を願ってこの曲を企画制作。詩人の上田假奈代が当事者または支援する人に取材して作詞、作曲は長森かおる、安広真理の二人で各章を分担し一つの組曲としてつくられた。
 第1章は青少年の居場所づくりとしてのアトリエを描いている。天★才スリッパとはアトリエで履いているスリッパのこと。第2章はトランスジェンダー(割り当てられた性と性自認が一致しない人)、第3章は外国人難民とその支援者、第4章は作業所で働く障害者とその家族、第5章はコロナ禍の保健所職員にそれぞれ聞き取りを行った。エピローグは困難な中でも笑いしぶとく生きるたくましさが力強く歌われる。

僕のこと(2019)
若者に人気のバンドMrs. GREEN APPLEの楽曲。努力が報われず夢破れても人生は肯定できると歌われるバラード。第97回全国高等学校サッカー選手権大会応援歌にも採用された。
今この時代に(2000)
長崎「平和の旅へ」合唱団が熊本県の小学校で6年生の依頼により演奏を行った交流での感動からその帰途の中で生まれた楽曲。作者は「21世紀を生きていくこの子どもたちに歌い聴いてもらえるような歌を作りたいと思った」と振り返っている。
Happy Xmas(1971)
曲はジョン・レノンとオノ・ヨーコのそれぞれの娘への呼びかけで始まり、全ての人が戦争を止めてクリスマス、新年を迎えようというメッセージを分かり易く伝えている。アメリカによるベトナム戦争が続く中「あなたが望めば戦争は終わるだろう」と何度も歌われるリフレインが印象的である。